【うつ】

近年、うつ病を患う人が急増しています。
うつになる原因としては不景気や雇用不安などの社会情勢の変化などが挙げられますが、女性の場合更年期障害がうつ病の原因になっていることがあります。
どのようにして更年期障害からうつ病を患ってしまうのでしょうか?
うつと更年期障害の関係を紹介します。

更年期によるうつ

うつ病は、近年増加傾向にある病気の一つです。精神的な症状が最大の特徴で、進行すると食欲不振などの身体的活動の停滞が症状として現れるようになります。うつ病にはどのような症状があり、更年期障害とどのような関係があるのでしょうか?

うつ病の症状

うつ病の特徴的な症状は、強い抑うつ感と興奮や喜怒哀楽の喜・楽の喪失があげられます。つまり、うつを患うと積極的に何かに取り組もうという気持ちが沸きにくくなるのです。他の症状としては、強い不安感や焦燥感などの情緒不安定や集中力の欠如に伴う計算力や記憶力の減退などが見られます。症状が進行していくと、食欲不振や睡眠障害などの肉体的な影響が生じていきます。

うつの原因

うつを発症する原因は心因性と病気などを原因とする外因性、季節や生活の変化を原因とする内因性の三種類に分類されます。最近急増しているうつは心因性または内因性のものが多く、現代人が社会の要求とのギャップに苦しんでいることが窺えます。更年期障害によって起こるうつは、ホルモンバランスの乱れに起因するため外因性に属します。

更年期のうつ

 更年期に入った女性は、エストロゲンの分泌不足から来る精神の不安定に悩まされる場合があります。この精神的な症状に加えて、更年期障害の症状への不安や焦燥がうつ病を引き起こす原因となっていくのです。更年期障害を発症した全ての人がうつになるわけではなく、更年期障害を発症することでうつ病の発病リスクが増大しているものといえます。そのため、更年期に入ってすぐにうつ病を起こす人もいれば閉経する頃にうつを患う人もいるという具合に千差万別の症例を見せます。

うつの悩みどころ

うつ病には昔から多くの偏見が付きまとっているといえます。仮病や甘えによるものであるとか、「本人の頑張りが足りない、怠け癖」というような偏見です。このような偏見がうつ病の好転を妨げる原因になり、病状を進行させてしまうことも少なくないのです。特に強い無気力感に襲われているうつ病の患者に「頑張れ」ということは、逆効果にしかならないことは良く知られていることです。しかし、実際にはうつへの偏見に基づいた行動を取る人が多い為、抑止されていないのが現状といえます。

うつの治療

うつの治療には、カウンセリングによる心理療法や認知行動療法、抗うつ剤の投与を行う薬物療法が一般的です。更年期障害に伴ううつ病の場合は、更年期で欠乏したエストロゲンの補充を行うホルモン補充療法が行なわれます。また、抗うつ剤の投与で治療を行う場合、抗うつ剤の副作用に注意しなければなりません。

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