【心臓病】

生命活動の根源である心臓に起こる心臓病は、大なり小なりに関わらず生存に大きく関与する病気であるということが出来ます。
更年期障害は、心臓病を発病する危険性が高まる疾患の一つであるといえ、健康への充分な警戒が必要になってくるのです。
更年期障害と心臓病の関係について解説していきます。

心臓病と更年期障害

心臓に起こる心臓病は、血液の流れを阻害し身体の機能を衰えさせるだけでなく命に関わる状態にまで進むこともしばしばです。更年期障害を起こしている女性は、心臓病を発病する可能性が高くなるため注意が必要な病気となっているのです。

更年期障害との関係

更年期障害は、心臓病の原因となる生活習慣病を症状として起こすことがしばしばあります。特に血流を阻害する原因になる動脈硬化や糖尿病などは、心臓病の発病リスクを高める性質が強いといえます。後天的に発病する心臓病は、心臓を動かす筋肉に栄養を送る血管が詰まって起こる場合が多く、血流の阻害によって発生する血栓が原因の多くとなります。動脈硬化や高脂血症、糖尿病は病状が進行すると血栓の原因になるため、更年期障害による心臓病の原因にもなっているのです。

更年期障害で起こる心臓病

更年期障害で起こる心臓病は、いわゆる「虚血性心疾患」に属する心臓病が該当します。どのような心臓病が更年期に起こるのでしょうか?

心筋梗塞

心臓の筋肉である心筋が衰えることで起こる心筋梗塞は、代表的な心臓病の一つといえます。心筋梗塞は心筋へ栄養を送る血管が詰まることで発生し、心臓の拍動を行う為の筋力の維持が出来なくなるのが特徴です。心筋梗塞を起こした心筋は、厚みがなくなってしまうことが多く治療しても発病前と同じ機能を取り戻すことが難しいのが難点です。心筋梗塞は進行すると不整脈や心不全を引き起こすため、命に関わる重大な疾患となることが多い為、早期の治療が重要になります。

狭心症

狭心症は、心筋梗塞の手前といえる心臓病で心筋に栄養と酸素を送る冠動脈の内部が狭くなることで起こる心臓病です。冠動脈が狭まることで心筋は一時的な酸欠状態に陥り、強い胸痛を引き起こすのが特徴です。また狭心症は、他の病気を介さず更年期障害で発症することがあります。女性ホルモンであるエストロゲンには血管拡張作用があり、閉経に伴うエストロゲンの分泌量低下によって冠動脈から伸びている微小血管が収縮してしまうことで狭心症の一種である微小血管狭心症を引き起こすのです。

心臓病の治療

更年期障害に伴う心臓病の治療は、カルシウム拮抗剤などの血管拡張作用を持つ薬剤を使った薬物療法が基本となります。エストロゲンの不足が原因となっている微小血管狭心症の場合は、ホルモン治療を行なうことで症状が改善されます。進行した心筋梗塞の場合は、血管を移植して血流を改善する冠動脈大動脈バイパス移植手術などの外科手術を薬物療法と併用していくことになります。

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