【動脈硬化】

生活習慣病に伴って発症する動脈硬化は、脳梗塞や心筋梗塞などの脳血管障害や虚血性心疾患の原因となることがあります。
そして更年期障害は、動脈硬化を引き起こす原因にもなりうることがあるのです。
更年期障害と動脈硬化にはどのような関係があるのかを紹介していきます。

動脈硬化と更年期

血管の内部に脂肪や組織片がこびりついて、血流が阻害される動脈硬化は生活習慣病の一種であるといえます。そして、動脈硬化は更年期障害の影響によって発症することがあるのです。動脈硬化はどのような病気で、更年期障害とどのように関係しているのでしょうか?

動脈硬化の原因

動脈硬化は、様々な要因で発症します。例えば高血圧で血管が損傷することで、再生した血管の内壁組織が更に損傷することで、粥状組織のアテロームに変化して血管内に蓄積され隆起を作り、動脈硬化を起こします。高脂血症の場合、血中の脂肪分が血管の内壁にこびりついてしまうことが多くなります。糖尿病では糖分が結晶化して血管を閉塞させてしまうことが原因になります。このように、動脈硬化は生活習慣病を発病していると発症リスクが非常に高くなる恐れがあります。

動脈硬化の症状

動脈硬化を発症すると、まず血行不良が症状として現れます。動脈硬化で出来た隆起は血液を停留させ、血栓を作ることがあります。この血栓が破裂して脳に飛ぶと脳梗塞、心臓に飛ぶと心筋梗塞の原因になります。心臓に飛んだ血栓が不完全に血流を阻害すると狭心症となります。これらの脳血管障害や虚血性心疾患以外にも、血流が阻害されることによって内臓や手足への栄養供給が滞るなどの影響も現れます。肥満体型の人の場合、動脈硬化の症状が重症化しやすいため注意が必要です。

更年期障害との関係

更年期障害は、動脈硬化を引き起こす原因となる生活習慣病に強い関係を持っています。そのため更年期障害を発症することそのものが、動脈硬化の発病リスクを高めることに繋がってしまうのです。更年期障害の原因となるホルモンバランスの乱れと、症状の一つである自律神経失調症は生活習慣病の原因となることがあります。更年期に差し掛かったら生活習慣を見直し、生活習慣病を発病しないように注意していく必要があるのです。

動脈硬化の治療

動脈硬化は、原因となっている病気が多いため原因に応じた治療法を選択することが重要になります。糖尿病や高脂血症が原因になっている場合は、運動療法や食事療法を併用して、悪玉コレステロールや余剰な糖分の減少に努めて血流の確保を行います。
高血圧の場合は、アテロームによる隆起を押しのけて血流を確保する為の大動脈バルーン拡張手術が行なわれます。動脈硬化で血栓が生じている場合は、抗血液凝固剤の投与による血栓溶解が行われます。
また、動脈硬化は一度発症すると治療しても再発する恐れがあるので、出来るだけ運動や食事に気を配り予防に努めるのが得策であるといえます。

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