【女性の更年期障害】

更年期障害は、女性にしか起こらない病気であると長年に渡って信じられてきました。
しかし、実際には男性にも更年期障害は発症するものです。
では、女性の更年期障害はどのような特徴を持っているのでしょうか?
ここでは、女性の更年期障害の特徴などを紹介していきます。

女性における更年期障害

多くの女性にとって、更年期障害は大きな悩みになる可能性を持っているといえます。更年期障害が婦人病の代表格とされていたように、女性における更年期障害の発症率は男性よりも遥かに高いものだからです。では、女性の更年期障害はどのようなものなのでしょうか?

女性の更年期障害の原因

女性の場合、更年期の目安となる閉経に更年期障害の原因があるといえます。閉経によって卵巣の機能が低下して、卵巣が分泌する女性ホルモンの量が減少することが更年期障害の原因になります。女性ホルモンは卵巣だけでなく副腎皮質からも分泌されているものの、卵巣での分泌量は副腎皮質の分泌量よりも圧倒的に多い為に、閉経を迎えるとホルモンバランスの乱れは大きなものとなるのです。この女性ホルモンの分泌量低下が、男性との更年期障害の発症率の違いにも密接に結びついているのです。

女性の更年期障害の特徴

女性の更年期障害は、原因となる女性ホルモンの分泌量減少によって表に出やすくなる性質があるといえます。更年期の原因ともなる月経は女性特有のものであり、月経に伴う悩みで苦しさを表に出すことにも慣れているのがその理由といえます。女性の場合、むしろ苦しさを我慢せずに表に出した方が男性よりも周囲から心配してもらいやすいということも、更年期障害が表に出やすい理由になっているのかもしれません。

精神面への影響

更年期障害の症状の中でも、特に女性に大きな影響を及ぼすのが精神神経系の症状です。女性は男性よりも感情豊かな性格を持った人が多く、精神神経系の症状である感情の不安定や憂鬱感の影響を受けやすいといえます。そのため更年期障害を発症した女性は、ちょっとしたことでも怒りっぽくなることや、号泣してしまうことなどの強い感情の発露を伴うようになります。つまり、更年期障害によって女性が持つ感情的な一面が強調されてしまうのです。場合によっては、肉体的な症状への悩みが精神面に影響を与えることがあります。

肉体面への影響

女性の更年期障害で、最も辛いのは生理不順が起こることです。通常の生理不順と違って閉経が近づくことで生理不順が起こっているので、治療しにくいのです。生理不順と共に、頭痛や腹痛などのストレスの原因になる症状も同時に発生する為、更年期障害による肉体への影響は非常に大きなものになってしまうのです。生理不順は更年期障害における女性特有の症状で、女性を大いに悩ませる疾患の一つなのです。このように、女性の更年期障害は肉体的な症状と精神的な症状が相互に関係することで、症状が重くなってしまう性質を持っているといえます。

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