【更年期と女性ホルモン・男性ホルモン】

更年期障害はホルモンバランスの乱れから起こる疾患といえます。
特に女性らしさに関わる女性ホルモンや、男性らしさに関わる男性ホルモンが更年期障害に大きく関わっています。
これらのホルモンはどのような働きを持っていて、どのような形で更年期障害に関わるかを紹介していきます。

更年期における男性・女性ホルモン

更年期障害の原因となるホルモンバランスの乱れは、身体の健康を維持する上で大きな問題となります。では、更年期障害の原因であり身体を維持する上で重要なホルモンとはどのような性質を持っているのでしょうか。

ホルモンの役割

体内で分泌されているホルモンは、身体の様々な機能に深く関わっています。脳が発した命令は電気信号となって神経を通り、内臓や筋肉に伝えられます。しかし、この信号だけでは身体の機能が完全に働くわけではありません。神経を通じて送られる信号は、身体の各部にあるホルモンの分泌を行う器官に対してホルモン分泌を指示します。身体の各部で分泌されるホルモンには、身体の成長を促す働きや血中のカルシウム濃度やブドウ糖を調節させる働きがあります。ホルモンの作用によって、身体は常に健康を維持することが出来るのです。

女性ホルモンの働き

更年期障害の原因ともなる女性ホルモンは、女性らしい体つきを作る働きがあります。代表的な女性ホルモンであるエストロゲンには、髪の毛の発毛を促し肌の保湿を助ける効果があります。しかし、エストロゲンの分泌量が増えると身長が伸びなくなっていくというデメリットがあります。

男性ホルモンの働き

男性ホルモンであるテストステロンは、男らしい体つきを作るための働きを持っています。テストステロンには、筋肉の増量に関連する効果があり筋肉質な身体を作るうえでは欠かせないホルモンといえます。しかし、テストステロンには髪の毛以外の体毛の発毛を促す効果があり腋毛や胸毛・すね毛などの男性に見られる体毛を増やし髪の毛の脱毛を促してしまうというデメリットがあります。

女性ホルモンと男性ホルモンの関係

女性ホルモンと男性ホルモンは、それぞれに性別の名前が与えられていますが女性には女性ホルモンだけ、男性には男性ホルモンだけというような形で分泌されているわけではありません。男性も女性も、男性ホルモンと女性ホルモンが同時に分泌されているのです。このホルモンの分泌のバランスは男性・女性共に違いますが、性別にふさわしい体つきと健康を維持する為に必要な配分になっています。

ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンも男性ホルモンも、性別に応じたバランスに基づく配分で分泌されています。しかし、更年期障害などの疾患によってホルモンバランスが崩れるとさまざまな影響が起こるのです。男性の場合、女性ホルモンの分泌量が多くなると、胸が膨らんで髭が生えにくくなるなどの身体に女性的な特徴が現れるようになります。女性に男性ホルモンの分泌量が増えると、顔の産毛が髭のように太くなり身体が筋肉質になります。そして男女とも、計算力や記憶力が低下するなどの思考能力への影響などが現れるのです。ホルモンバランスの乱れは、更年期でなくとも敬遠したいものといえます。

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