【更年期障害とは】

歳を重ねると、ちょっとした身体の不調であっても「更年期障害ではないか?」と疑うようになってしまうことがあります。
実際の更年期障害で起こる症状は、更年期障害の原因に連動するものであり、絶対に起こらないものもあるのです。
ここでは、更年期障害の原因や起こりうる症状などについて解説していきます。

更年期障害について

更年期に差し掛かると、様々な身体の不調が起こりやすくなります。このような更年期障害は、更年期特有の身体の変調が原因となって起こるものです。どのような原因によって更年期障害は起こるのでしょうか。

更年期障害の原因

更年期に差し掛かると発生する更年期障害は、ホルモンバランスの崩れを原因として発生します。内分泌されるホルモンには、男性らしさや女性らしさに関わるホルモン、身体の中で特定の働きを促すホルモンなどがあります。閉経などの身体の変化によって、ホルモンの分泌量が減少することが原因となって、更年期障害が発生しているのです。

更年期障害の影響

更年期障害が発生することによって受ける影響は、肉体面と精神面の両方に起こります。肉体的な影響としては、腹痛・下痢や発熱などの日常的に起こる不調と動悸や高血圧などの血行の不調があります。精神面での影響には、怒りっぽくなるなどの情動の不安定さがあります。これらの影響は直接病気に結びつくというわけではため、更年期障害は病気というよりも、病気の原因になる身体の不調というべきものなのです。

更年期障害と心

更年期障害は、肉体面だけでなく精神面に与える影響があるのが特徴の一つと言えます。精神面への影響の原因となるのもやはりホルモンバランスの崩れにあります。脳にある脳下垂体という器官は、ホルモンの分泌を行うことで心や感情のコントロールに深く関わっています。更年期に起こるホルモンの分泌量の減少は脳下垂体にも影響を与える為、心の働きにも強い影響を与えるのです。そのため、更年期に差し掛かると頭ではわかっていても怒りっぽくなるなどの情動的な振る舞いが見られるようになるのです。

更年期障害と性別

更年期障害が長い間婦人病の一種とされてきたのは、女性ホルモンであるエストロゲンの影響による所が大きいといえます。エストロゲンは主に卵巣から分泌されるため、卵巣を含む子宮の機能が停止する閉経の影響を強く受けるホルモンであるといえます。対して男性ホルモンであるテストステロンは睾丸から分泌されること、テストステロンの分泌量減少はエストロゲンよりも緩やかに起こるものなどの理由から、更年期障害の原因になりにくいという特徴があります。そのため、更年期障害は女性特有の病気であると考えられていたのです。そして現在では、男性にも更年期障害が起こることがわかっています。

更年期障害の難しさ

更年期障害は一般的にも認知されている疾患の一つですが、周囲の人たちには「いつか治る病気」として捉えられているといえます。つまり、「一過性の体調不良なので特別な治療は必要ない」と考えられているのです。しかし、実際には更年期障害が原因になって起こる病気も少なくありません。身内が更年期障害になったなら、一度医師の診察を受けておくべきなのです。

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